マークボイルさんの家の中の写真 内海大輔
今頃何なんだと思われる方がほとんどだと思いますが、またマークボイルさんの記事を投稿させて頂きたいと思います。
と言うのは、来ないと思っていたマークボイルさんから手紙の返事が来たからです。
アイルランドに行ったとき、マークさんの住んでいる家の中を見せてもらいました。そして、家の中の写真も撮っていいと言われたので写真を撮らせて頂いていました。
しかし、家の中の写真は流石にプライベートなものではないかと思い、ブログに公開するのは控えていました。
しかし、0円生活の大御所とも言えるマークボイルさんの部屋の中がどうなっているのか見たい人もいるかもと思いました。
それで、マークさんに家の中の写真を公開してもいいかどうか手紙を出して聞いてみる事にしました。
4月に新しい本の出版を控えていてマークさんは大忙しだったので、それを妨害してまで返事が欲しいとは思わなかった私は、忙しかったら返事はいりません、と書いて手紙を出しました。ずっと返事が来なかったので諦めていました。しかし二月下旬に返事が来たんです!
それでブログに公開してもいい事になりました。
なのでこれからマークさんの家の中の写真を公開して説明させて頂きます。
これは玄関を入ってすぐ右側に置いてあった靴です。
外には長靴が二足ほどあったので靴は結構いっぱいありますね。(僕は今一足しかありません!勝った!!←お前の話は誰も聞いてねーよ)
これはマークさんが使っている机です。電気は通ってないので大きなロウソクやランプのようなものを使っているようですね。窓際にイタチのような動物の剥製があります。ハッピーピッグにも同じような剥製があったような記憶があります。
靴の近くの壁に貼ってあった絵です。
机の反対側です。これが全景で全てです。
やはりこういう小さい家はロフトを作ってそこにベッドを置くという配置が多いですが、マークさんも同じ配置になっていました。
壁はストローベイルというわらでできていて、それ以外は木でできています。
マークさんがそばにいたら一つ一つについて質問できたのですが、マークさんは外で薪の作業をしていて、一人で中に入って見ていいし写真も撮っていいよ、その代わり入るときに靴を脱いでドア閉めてね!と言って一緒に来てくれませんでした。つまり、何か盗んでもばれなかったかもしれないのです(電気が通ってない=監視カメラもない)。ざわ…ざわ… でも僕は盗む度胸がなくて何も盗めませんでした。でも盗みたくなっても、無断で盗まずにこれもらえませんかと言えばくれそうな雰囲気がありました。お金を使わない生活をされているだけに、何かを盗まれる心配がないから自由に入っていいよと言えるんだと思いました。泥棒を気にしない生活、いいですよね。
屋根は木でできています。これだけのものを建築業者に頼らずに、自分と友達だけで作ってしまうんだから凄いですよね…。
これの事をクッカーと言っていました。薪ストーブ兼調理器具です。これが一番お金が掛かったと言っていました。このクッカーと床材と窓ガラスに一番お金が掛かり、トータルで15000ユーロ掛かったと仰っていました。(隣近所の家はだいたい10倍の150000ユーロだと仰っていました)
これは何でしょう。多分近所で汲んできた湧き水だと思います。
この机は何に使っているのか分かりません。料理でしょうか…。
食器棚でしょうか。下に並んでいるのはお酒でしょうか。
窓から庭のベンチが見えます。
ロフトにあるベッド。二人が寝れるぐらいの広さがあります。彼女と別れたので今は一人暮らしです。
ベッドのすぐ脇に酒らしきものあり。マークさんはお酒好きなのかな。
訪問する時は美味しいお酒を持参したらいいのかもしれませんね。
マークさんの机。ここで本の執筆をしているのでしょう。大きな国語辞典が置いてあります。これでどういう単語を使うか吟味しながら本を書いているんでしょうね。
マークさんの机の上に置いてあった本。どんな本なのかさっぱり分かりません。分かる方教えて下さい。
マークさんの本棚。どんな本を読んでいるか(どんなことに興味があるのか)知りたかったので写真に撮りました。でも全部英語だからさっぱり分かりません。
写真中央に「THE MONEYLESS MAN」という題名の本があるの分かりましたか?
この本が日本語訳されて「ぼくはお金を使わずに生きることにした」として日本で出版されました。2011年秋の事です。ちょうど東日本大震災の直後だっただけに凄く注目されました。貴方もこの本を買う事でマークさんに送金してみませんか?もし貧乏なら図書館で借りて読む事もできます。
「THE MONEYLESS MAN」の右の右に「MONEYLESS MANIFESTO」という本がありますが、これが日本語訳されて「無銭経済宣言」として2017年に出版されました。
僕の好きなカメ五郎さんが推奨していた「SAS SURVIVAL」の本も二冊ほどありますね。これはイギリス陸軍特殊部隊出身の人が書いた生き延びるためのテクニックを集めた本です。でもこの本で力説されていたのは、生き延びるために一番大切なのはテクニックじゃない、生き延びたいという強い意志だと書いてありました…。という事で僕はまずその意志が0なのでそこからかなと思いました。
見た感じ凄く真面目そうな本ばかりでしたね。いやらしい本もいかがわしい本も美しい女性が出ている本もなさそうでした。それで写真撮影が許されたのかもしれませんね。(カッコよくてモテる人だからそういう本は必要ないんでしょう)
この汁は何なのか分かりません。横に生ごみらしきものがあるから生活排水でしょうか。
この白いバケツ的なものも何に使っているのか分かりません。
左側に置いてあるのはオーツ麦で作った御粥でしょうか。分かりません。
以上で、マークボイルさんご自身が生活されている家の写真でした。
見ての通り、トイレはありません。トイレは歩いて15メートルほどの所にあるハッピーピッグという宿泊施設のコンポストトイレを使っています。
シャワーもありません。お湯を沸かしてそれを体に掛けているそうです。
電気もないし電化製品もありません。
インターネットもありません。この小屋から歩いて25メートルほどの所にある友達に無料で貸している家にはWi-Fiが引かれています。しかし、マークさんと連絡を取る手段は手紙しかありません。メールアドレスがないんです。
それでは最後にマークさん直筆の手紙を公開して終わりとさせて頂きます。
女性に不快な部分がありましたことをお詫びいたしますm(__)m
内海の連絡先
メール
nb.utsumi@gmail.com
facebook
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電話
09046661483
LINE
saiohasso
(LINEはなぜか届かない事が多いので、24時間以内に返信がない場合はメールでお願い致しますm(__)m)
ブログ
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