1/28-何でもないようなことが幸せだった、温かなちょっと特別な日
どうもお久しぶりです。
もうかなりお世話になりまくっている中島です。
内海さんのイギリス渡航記が続く中での、通常トーンの日誌をば。
27日のわたり食堂では、燻製ベーコンを提供させていただきました。テーブルに置いた瞬間に、人気アイドルのチケットの如くの速さで無くなってしまったようで。一人暮らしだった頃に「ベーコンは好きだ。だが添加物は嫌だ。」から趣味で始めたことがこんな形で役にたって嬉しい限りです。
※ベーコンの残り油でフォカッチャを作りたかったのですが、魚焼きグリルだとうまく膨らんでくれず、提供は断念。今の器具でうまく作れないか試行錯誤していきまする。
次はこの家の庭に生えている野草を使って何かできないかと考えていたりします。
立派なノビルが生えております。ノビルはニラとかネギの仲間で、根っこにらっきょうのような膨らみがあることが特徴です。今はスーパーで見かけることはなく、ネットスーパーで探してやっと見つかる程度の雑草になっていますが、大昔は食用として食べられていたらしく、古事記にもその記述があるとか。ノビルの旬は2~4月の春先なので、来月あたりが丁度よい時期であります。これを使ったノビル餃子とかいいかもとかアイデアが浮かぶ浮かぶ。
学生時代の友人とも親族とも繋がりを持たず、ずっと一人で過ごしてきた結果、一人の時間を充実させることには長けている自負があります。自己満足をとことん追究するような人生でした。
※お陰で待ちぼうけくらうことに取り乱すことがないです。急な一人の時間をどう過ごすかの選択肢が山のようにあるので。
ただ、「私のこの人生は本当にこのままでいいのか?」と疑念がどこかで渦巻いており、人との情緒的な繋がりをこのまま知らずに生きていていいのだろうか?と漠然とした不安がありました。
そんな最中でのごちゃまぜの家との出会い。
最初のきっかけは残念なものでしたが、自然に受け入れてくれたこの環境が本当に好きです。
僕の世界は今まで僕しかいなかった。僕の僕による僕だけの世界を生きていた。
それは確かに自己中心的ではあるけれど、それは他人を見下すというような差別感情ではなく、他人を『人』と認識するための器官がただ機能していないような感覚です。それはまるで好奇心の赴くままに生きる子どものようだなと思ったのです。
だとすると、大人になるということは、自分だけの世界に他人を招き入れることなのかなと。その為の余白を作り、そこに住まわせる度量を持つことなのかなと思うようになりました。
その成長に年齢は関係ないなと思っています。10歳の大人もいれば60歳の子どももいる。年齢はただ過ぎた時間でしかなく、それ以上でもそれ以下でもない。「普通」を語ることなど何の意味もない。貴方が経験したことを私は経験しておらず、逆もまた然り。
僕は人に年齢を訪ねることはしないと決めているのですが、相手が年下だと分かった瞬間に生まれる「何だ年下か」という安心感が学びのセンサーを閉じてしまう気がするからです。その瞬間に見えなくなってしまうものがある気がするから。
その在り方に「少しは恥を持て」「いい年こいて」と思われることもあるようですが、どの口が「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と宣うのかと思っていたりします。
ここに来るようになってから多大な迷惑をかけております。特にみやのさんを不愉快にさせてしまうことが多いです。ただそこには微塵も悪意はなく、次々と注意が移り変わって、少し前のことがぞんざいになってしまうからです。
言い訳っぽく聞こえてしまいますね。僕には共同生活が本当に必要だったのだと思います。それはこうした人の目を気にするということから、人から感謝される喜びを経験することまで。
そんなこんなで28日は晩御飯を作らせていただきました。
ヨーグルトソースはMoco's キッチンで知りました。今回はレモンの代わりに頂いたミカンの汁で作ってみたのですが、なかなかよい。
内海さんと保科さんとみやのさん、4人で卓を囲む食事は本当に幸せだった。
こんな温かな空間をこの家に作っていきたいと思った、そんな何でもない日の晩の出来事でした。
中島允丈(なかしまみつひろ)
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