1月15日その１ ホープレス内海が完全に追い込まれていた状況
ホープレス内海でございます。
今日は私の訪欧中、最も困難だった一日であり、最も思い出深い一日であった、1月15日を振り返りたいと思います。
1月15日、ロンドンガトウィック空港13：10発、アイルランドシャノン空港14：40着。
この日は訪欧中、最も精神的に一杯一杯で、本当に真剣でした。今ここを味わうとか楽しむなんて言う余裕は一切ありませんでした。
なぜ精神的に一杯一杯だったか、その時の状況が下記の通りだったからです。
お金に余裕がない（使えるお金が約150ユーロ、帰国時の交通費として取っておきたいので使えないお金として約50ポンド、徹さんはユーロを全く持っていない＝徹さんの経費も考慮しないといけない、両替所がないような田舎に行く）、事前に交通手段や経路を調べられていない、人生初のヒッチハイクをやらなければならない可能性大、街の人に道を聞いても現地人の早口な英語を聞き取れない可能性大、小中学生レベルの英語力なのに結局通訳の人を探す事ができなかった＝マークボイルさんとまともなコミュニケーションができない可能性大、旅行の日程が急に決まったためにマークボイルさんと会う約束ができていない＝本人が長期出張とかでいない可能性あり、マークさんが用意して下さる宿泊施設は無料だが、無料だけにとんでもなく汚いとか極寒とかである可能性あり、アイルランドからロンドンまでの飛行機のチケットがまだ購入できていない、ロンドンアイルランド用のSIMカードが認識しなくなり、ネットがほぼ使えず空港や飲食店等でワイファイを拾うしかネットが使えない、マークさんの家はかなり田舎なのでネット環境は期待できないしそもそも本人がメールアドレスや電話を持っていない、マークさんの住所は番地がないほどの田舎なので、多分公共の交通機関はない＝ヒッチハイクするか、歩くか、自転車を借りるか、しか思いつかない。タクシーは高額になるほどの田舎なので選択肢には入れられない）
などなど、１０日間経って記憶が薄れてきた状態でも、ここまで困難を抱えていたのです。
どうでしょう？
結構大変な状況だと思いませんか？
しかも僕は海外旅行自体がほぼ20年ぶりで、飛行機から宿から全部旅行会社が手配してくれた旅行しか経験した事がないのです。
はっきり言って自分で飛行機チケットや宿を取るような海外旅行としては初、と言ってもいいのではないでしょうか。だから精神的に一杯一杯でした。
一方、徹さんはまったくユーロを持っていないし、徹さんの携帯電話は海外用のSIMカードが使えないので当然ネットでいろいろ調べたりはほとんどできません。しかも徹さんはそれらに加えて僕の映像も取るという任務まであります。そのような状態でしたが、余裕綽々でこの状況を楽しんでいました。ヒッチハイクやるぞー！的な雰囲気でした。これが海外旅行とヒッチハイクのベテランなのかと思いました。
上記の状況に加えて、時間は刻一刻と刻まれていきます。
飛行機が約15分遅れで到着、約15時。
そこからトイレに行った後、キカさんから頂いたサンドイッチを食べていたらあっと言う間に15：30。
アイルランドの日没はおそらく17時前後。
残された時間は約一時間半。
ヒッチハイクの原則はあくまでも明るい内にやる事。暗くなってくると成功率がかなり下がるという話はマークさんの本にも書いてありましたし、ヒッチハイクのベテラン徹さんも同じことを仰っていました。
四時半頃には薄暗くなってくる可能性がある。という事はこの一時間が勝負でした。
ここで必死俳句を一句
徹さん お金はないけど 余裕あり なんでそこまで 楽しめてるの？
マークさん！ かなーり田舎 なんですね 住所に番地が ないんですけど…
（Mark Boyle, Knockmoyle east, Kylebrack, Loughrea, Co. Galway, Ireland.）
内海君 貴方はどこまで 詰んでるの？ アイルランドで ついに終わるの？
※1/27（日）ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食
堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催
します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越し
ください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説
明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
内海の連絡先
メール
nb.utsumi@gmail.com
facebook
https://www.facebook.com/daisuke.utsumi
電話
09046661483
LINE
saiohasso
（LINEはなぜか届かない事が多いので、24時間以内に返信がない場合
はメールでお願い致しますm(__)m）
