ごちゃまぜの家日誌

横浜市港北区富士塚にあります、ごちゃまぜの家の日誌です。

小屋の完成と反省

ごちゃまぜの家の奥で小屋作りをしているホープレス内海です。

昨夜は小屋の中にテントを入れて、その中で眠りました。

小屋がどのぐらいの寒さなのか、ちゃんと中で寝られるのかを確認するためにあえてダンボールハウスは作らずに、ダンボールは下に敷くだけにして寝袋と毛布だけで寝ました。

いつもよりもかなり着込んで寝ましたので夜中に寒さで目覚める事もなく、しっかりと熟睡する事ができました。体は着込んでいたので寒くはなかったのですが、顔、特に鼻が冷気で冷たくなっていました。

今日はドアに蝶番を付けて開閉できるようにし、風で勝手に開かない様に留め具を付けました。これを以て小屋作りは「完成」という事に致します。

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屋根にベニヤ板や波板を載せたりした立派な小屋も世の中にはたくさんありますが、今回作った小屋は壁枠にビニールシートを固定させて、雨の時は竹で中央部を持ち上げて傾斜を付けてタープのようにするというものです。これからも壁の隙間を埋めて行ったり、屋根を補強したりして少しずつ改良していきたいと思っています。改善案がある方はご教示頂けましたら嬉しいです。

小屋作りの経験者やプロから見たら小屋とは言えないレベルなのかもしれませんが、小屋作りが初めての僕にとってはこの程度の小屋でもかなり苦労してしまいました。

今日は時間が取れたので小屋作り全体を振り返ってみたいと思います。

予算4万円

台車4台…8552円(単価2138円)

釘…322円

固定するL字金具20個…2600円(単価130円)

床や壁に使う板12枚…20088円(単価1674円)、1145円、342円

柱に使う材木8本…2232円(単価279円)

養生テープ…268円

扉の留め具…320円

蝶番…754円

合計36623円

残金3377円

今回一番困難に感じたことは買い物でした。ホームセンターに行くと板の大きさや厚さもいろいろで、どれを選ぶかに凄く迷いました。厚めにすると断熱や強度がいいけれど値段が高くなる…。薄いと断熱ができないし、薄い板はホームセンターに置いてある時点で湿気で湾曲している…。湾曲しない最小限の厚さで強度や断熱の面でどの位の厚みがちょうどいいのかも分かりませんでした。今振り返ると、塗装は自分でやる事にして塗装していないものにしておけばよかったという気持ちもあります。結局12mmという厚めの板を使いました。強度や断熱や雨には強いと思うのですが、あまりにも硬くてネジが入っていかず、作業としては大変でした。結局硬すぎてネジの代わりに釘を使わざるを得ませんでした。

次に作るときには使う材木の厚さや材質も買い物をする前に調べて決めておきたいと思いました。設計図までしっかりした物が書けなくても、簡単な手書きの図だけでも作っておきたいなと思いました。全般的にも小屋作りに関してもっと調べておくべきだったと思いました。

板材にお金を掛け過ぎて、他の材料に予算が回せなくなる状況も招いてしまいました。

買い物に行っても頭の中にあるイメージだけを元に必要な材料を選んでいくという作業が慣れてないこともあって僕にはかなり困難な作業で、買い物に時間が掛かり過ぎて作業時間が短くなってしまう事ばかりでした。

また、作業に関してもどの作業が一人でできて、どの作業が他の人の協力が必要になるのかが事前に見通せず、直前になって助けを求めるというような泥縄的な対応になってしまいました。にも拘らず、多くの人が急な依頼にも快く対応して下さった御蔭で何とかかんとか形にする事ができました。

一人ではできない事は助けを求めても良い事は頭では分かっていましたが、どの工程を誰にどこまで頼っていいのか、どこまでは自分でやるべきなのか、その境界線もなかなか線引きできず、数日前はもう誰かに丸投げしたくなるほどに精神的な限界を迎えていました。しかしそこで何とか踏みとどまれたのは保科さんや徹さん、よしえさんや彰人さんを始め、多くの人が僕のSOSに手を差し伸べて下さった御蔭でした。

今振り返って思うのは、作業のときだけ助けを求めるのではなく、計画時や最終構想や設計図や必要材料の書き出しや買い物といった最初の方の工程の段階でもっと助けを求めていたらもっと楽にもっと楽しくできたのではないかと思いました。どうにもならなくなって苦しくなってからしか助けを求められない自分の計画性のなさを痛感した今回の小屋作りでした。

 

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