わたり食堂と欧州報告会 ホープレス内海
今日はごちゃまぜの家にてわたり食堂が行われました。
みやのさんがルーを使わずにカレー粉からカレーを作って下さいました。女性陣から今までで一番美味しいカレーだとの感想が多く挙がっていました。
中島さんは4日前から下味を付けて昨日から干していた肉で燻製を作って下さいました。しかし彼が燻製を出した瞬間に売り切れてしまいました。
Nさんがカレー第二弾のキーマカレーとチャーシューを作って下さいました。やっぱりNさんの料理はいつも通りの極上の味でした。
いばや通信を4~5年前から読んでいたけど、初めてごちゃまぜの家に来られた八潮市のMさんは八角味が効いている鶏肉とジャガイモの煮物や人参料理を持ってきて下さいました。
3時過ぎから欧州報告会も行われました。最初に嘉向徹さんが作って下さったドキュメンタリー動画二本を上映し、その後内海が写真を見せながら説明させて頂きました。
内海は主にアイルランドでの報告をし、保科さんがイギリスケント州での森の話をされ、圭吾さんからはカンタベリーでの魔女とのお話をして下さいました。
わたり食堂&報告会には出版社の人も含めてのべ30~40名ほどの方が来て下さいました。
美味しい食事に楽しい話、子供たちも来て賑やかで和やかな一日になりました。
ゴールウェイ州観光 ホープレス内海
ハッピーピッグ滞在三日目の夜。
マークさんに最低限、これだけは質問したいと思っていた事を一通りする事ができてホッと胸を撫で下ろしていたところ、マークさんの友達のブライアンさんとその友達のエイメンさんがハッピーピッグに来ました。そして酒盛りが始まりました。そうです。実はマークさんは無料のパブを作りたいという事も本の中で述べられており、実際、ハッピーピッグのカウンターの下にはビールが入っていそうな器具が置いてあったのです。
そしてブライアンさんとエイメンさんはおもむろにビールを注ぎ、飲み始めていろいろな話に花を咲かせてました。なんだかとても賑やかな人達だなぁと思っていたところ、徹さんが話に加わり、だんだん盛り上がっていきました。今年はラグビーのワールドカップがあるのでしょうか。アイルランドはサッカーよりもラグビーの方が人気があるようです。以前、日本が南アフリカを倒していた事に凄く驚いたと仰っていました。俺たちが倒そうと思っていたのにと仰っていました。そして徹さんが高校でラグビーをやっていた話になり、徹さんがやっていたプレーやポジションを説明したりしている内にどんどん仲良くなり、結局、エイメンさんが明日は車でバス停まで送って下さる事になりました!そしてなんと!!飛行機の時間が夜だと分かると、それならそのフライトまで時間があるからそれまでの間ゴールウェイ州の景色が綺麗な所とかお城とかいろいろ車で連れてってあげるよと仰って下さいました!!
そんなこんなでブライアンさん、エイメンさん、徹さん、僕で取材も終わった解放感と共になんだか打ち上げ祝いのような雰囲気の飲み会みたいになり、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
アイルランドはイギリスと同じく芝生が至る所にあります。家はイギリスみたいな煉瓦ではなく日本の家に似ているように感じました。
またもや半円の虹を見る事ができました!!アイルランドでは結構普通の事なのでしょうか。でも僕は何だか祝福されているような気がしました(いい意味での思い込みかな)。
沖縄で見かけるような低くていろいろな形の石を組み合わせた石垣を見る事ができました。
コナマラという観光名所。フィヨルドという氷河によって削られてできた地形だそうです。大西洋を見る事ができました。以下の問答無用の絶景の数々をご覧ください。
(注)かなり大量の写真なので、時間のない方はここまでにして下さい。
これはスペイン人の侵略から守るために昔に作られたアーチ(トンネル)だそうです。
ゴールウェイ市の街並み。イギリスよりも煉瓦が少ない分、カラフルな感じを受けました。
こうしてゴールウェイ州での観光を終え、無事にロンドンへと旅立つ事ができました。
(ハッピーピッグ滞在中にブライアンさんの家のワイファイをお借りし、ネットで帰りの飛行機のチケットは購入することができました)
※1/27(日)ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越しください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
内海の連絡先
メール
nb.utsumi@gmail.com
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https://www.facebook.com/daisuke.utsumi
電話
09046661483
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(LINEはなぜか届かない事が多いので、24時間以内に返信がない場合はメールでお願い致しますm(__)m)
マークボイルさんが住んでいる家 ホープレス内海
これはマークさんの家の裏側です。反対側に玄関があるのですが、障害物があって全体像を取れませんでした。ストローベイルを使っていると仰っていました。
こちらが正面の玄関です。
玄関脇に長靴が干してありました。
家の横側です。
マークさんの畑から見たマークさんの家。
マークさんの畑。意外にも大きくなかったです。何を育てているのか聞くのを忘れました。
これはマークさんが飲料水として使っている泉(湧き水)です。マークさんの家から歩いて100メートルほどの所にあります。
普通に美味しかったです。僕と徹さんもペットボトルに汲んで飲みました。
マークさんの家の何が凄いかと言うと、実はこの家、電気も水道もガスもネットも通っていないんです!! つまり、電気の代わりにロウソク、上水道の代わりに泉、下水道の代わりにコンポストトイレ、ガスの代わりに薪、ネットや電話は使わずに手紙を使っていらっしゃるという事でした。電気を使っていないので、電気製品も持っていないのです。電球もパソコンも携帯電話も持っていないんです。もちろん農業機械も持っていません。実はこの家にはシャワーもトイレも付いていないのです!!トイレはどうしているかというと、ハッピーピッグのトイレを使っているとのこと!そしてシャワーは使っていなくて、家の薪ストーブでお湯を作ってそれを浴びているとの事でした。そして、僕がそれよりも一番驚いた事。それは時計を持っていないという事でした\(◎o◎)/!ある日マークさんに何時頃起きて何時頃寝ているんですか?と聞いたら、時計がないので分からないと言われました。結局会社に行ってないから必要ないんでしょうね。眠りたくなったら寝て起きたくなったら起きるそうです。羨ましい!
マークさん本人はこんな感じで電気ガス水道シャワーを使わない生活をしているのに、ハッピーピッグには電気もガスも水道もシャワーも付いているんです。しかも、ブライアンさんが住んでいる家にはワイファイも備え付けてありました。訪問者や宿泊者が困らない様に自分が稼いだお金でそれらの設備を作って下さっているんですね。本当にありがたいし、凄い人だなと思いました。
マークさんに家の中を見せて頂けませんかと聴いたら、入るとき靴を脱いで扉を閉めて下さいと言われました。「分かりました」と答え、(ではいつ見せて頂けるのかな)と思って待っていたら、いつまで経っても連れて行ってくれません。どういう事なのかなと思っていたら僕が一人で入っていいという事で本当にビックリしました。どれだけオープンな人なんだと思いました。
中は木でできていて自然な雰囲気で落ち着くものでした。ベッドは梯子を上ったロフトのような場所にありました。小さな家はこのような造りが多いなと感じました。薪ストーブは上で料理できるようになっていて、二口コンロのようになっていました。
この家は本人と数人の友人たちと建てたそうです。
電気ガス水道が通ってないにしろ、 実際にどのくらいの費用が掛かっているのか聞いてみました。主に床材、窓ガラス、クッカー(薪ストーブ)などの材料費で15000ユーロ位(約190万円)掛かったそうです。ちなみにマークさんの家の周りに建っている家はだいたい150000ユーロ位すると仰っていました。
※1/27(日)ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越しください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
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ハッピーピッグの様子 ホープレス内海
マークさんは今、本の執筆の締切間際でとても忙しく、説明してあげるための時間がなかなか取れなくて申し訳ないと仰っていました。そのため、必要最低限の事を教えて頂く事にして、あまり細かく聞く事は控えました。
ハッピーピッグの入り口。
これは玄関から入ってすぐの様子です。
卓球台がありました。マークさんは徹さんを誘って卓球をやってくれました。上手かったです。
いろいろな英語の本が置かれていました。日本語の本は「ぼくはお金を使わずに生きることにした」だけでした。
知ってる本はないかなと探していたらありました。SASサバイバルハンドブック。これの日本語版は読みました。
この本はマークさんが著書の中で紹介していたなと思い出しました。でも日本語版が見つからなかったので読んでいません。
この「ハッピーピッグ」という宿泊施設は、「誰でも無料で泊まれる家」です。しかも「アポなし訪問OK」「連泊OK」というもの。マークさんが著書の売上からの収入で作ってくれました。この宿泊施設をどうやって運営しているのか前から気になっていたので、聴いてみました。すると、明確な規則は特に定めていないそうです。あまり正確に聞き取れなかったのですが、今まで好ましくない人が来て困った事はないそうです。人間の99%はniceな人。1%はniceではない人もいるかもしれない。そういう人がもし来たら三日間で出て行ってもらうと仰っていたような気がします。規則はないけれど、清潔に使って、きちんと片づけてくれたらそれでOKというような事を仰ってたと思います。(clean and tidy) 運動して汗かきまくりながらTシャツになっているのに薪ストーブを焚きまくるような事も止めて欲しいとは仰っていました。
玄関から入ってすぐの所に注意事項的な貼り紙を見つけました。
下にグーグル翻訳を張り付けておきます。
こんにちは! そしてHAPPYPIGへの大歓迎です。 以下は、物事を調和させるためのいくつかのハウスキーピングの仕事です。 あなたがこれらのうちのどれかをする方法について確信がないかどうかただ住民に尋ねてください。
薪は木を集める、のこぎりで切るおよび/または切り刻むことによってHAPPYPIGを暖かく家庭的な場所に保つのを助けます。
ハーブと菜園はベッドを雑草にして、草ドックを引き上げてバターカップを忍び寄らせます - HAPPYPIGには忍び寄るバターカップの鍋があります。 明確な識別のための台所。
植物を殺すために屋内の植物に水をやるのは確実です。
土乾燥した場合は、植木鉢に指を入れてください。
スペースをきれいにしてください。 私たちは人々がいつ現れるのかわかりません…楽しんでください
これは台所の流しです。この水道の水はそのまま飲めます。普通に美味しかったです。
台所の奥です。
ガスコンロとオーブンだと思います。
これは台所にあった貼り紙です。
ごみを肥料にしようと思っているのでゴミ箱はないです。ゴミは持ち帰って下さいね。
料理中は窓を開けて下さい。その後は湿気を避けるために少しの間開けたままにしておいて下さい。というような事が書かれています。
トイレとシャワーです。
トイレは便座を持ちあげると下にバケツがあって、バケツを持ちあげられるようになっています。そして中身を堆肥置き場に持っていきます。
注意事項の貼り紙がありました。
用を足した後、横にある小枝をコップですくって物に被せる事が規則になっています。
トイレとシャワーの反対側に洗面台があります。
サッカーゲーム、盤ゲーム、ダーツ、チェス、太鼓、ギターなどがありました。
これは僕が寝ていたベッドです。寒いから毛布もう一枚どうぞと言ってマークさんが毛布を持ってきて下さいました。ほんと優しい御方です。
一番大事な写真を撮り忘れていました。マークさんとの写真です。そしてその次に大事な写真はここの薪ストーブです。薪ストーブを使うのはほぼ初めてだったので、最初はなかなか火が付きませんでした。しかし、徹さんから教わって付けられるようになりました。薪ストーブの温かさがラジエーターでこのベッドの方に送り込まれていました。
徹さんと一緒に歩いて近くの店まで買い物に行き、そこでトマトやニンニクやコンビーフなどを買ってきました。徹さんがそれらの野菜とマークさんが作ったジャガイモと一緒にアルミホイルにくるんで薪ストーブの熱で温めてくれました。味付けは塩コショウだけですが素材の味が元々良いのか物凄く美味しかったです。
※1/27(日)ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越しください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
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マークボイルさんの家の近くの様子 ホープレス内海
マークボイルさんにトイレやシャワーやベッドや台所などを案内して頂きました。
大きなパンとオートというシリアルのようなものを瓶にいっぱい頂きました。これで飢える事はない。食費も何とかなりそう。ベッドで温かく眠れる。シャワーまであるとは思わなかった。マークさんともお会いできた。マークさんの英語は難しくてなかなか分からないけれど、全く分からないわけでもない。ゆっくり話してもらえれば少しだけなら分かる。という事で、安心して眠りにつきました。
翌朝ドアを開けてみると、綺麗な虹が出ていました。
目の前に見える黒い屋根と黄色い壁の家。この家の玄関前で昨夜マークさんとお会いしたのですが、この家もマークさんの家で、今は友達のブライアンさんに無料で二年半ほど貸しているようでした。
徹さんと一緒に散歩に行くと綺麗な虹を見る事ができました。
僕は人生で初めて、端から端まで切れていない虹を見る事ができました。完全な半円になっていました。一枚の写真に半円を収めきれなかったのがとても残念です。
散歩していると晴れ間が見えてきました。天気が変わりやすいですね。マークさんの家の周りはとても綺麗な景色が多かったです。
マークさんと無事お会いできてホッとした表情になっていますね。
マークさんの家の近くは馬、羊、牛などの牧場が多かったです。農地よりも牧場の方が多かったように感じました。
アイルランド、とにかく景色が綺麗です。空気も綺麗。そして静か。
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1月15日その4 劇的な出会い
民家の玄関の前で待っていると、暗闇の方から誰か男の人が近付いてきました。
(近所の人かな… それとも宿泊施設に泊まっている人かな… とりあえず、怪しい者ではない事を示さないと… ここで怪しまれて警察にでも通報されたらひとたまりもない… とりあえず怪しまれないようにしつつ、何とかマークボイルさんの事とか、宿泊施設に行く為の手掛かりをこの人から聞けたらいいな… )
「すみません、僕らは旅行者で日本から来ました。僕はマークボイルさんの本を読んで、凄く感銘を受けたので、それを日本で応用してみようとしたんですけど、なかなか難しくて… それで実際にマークボイルさんにお会いしてみたいと思って日本からアイルランドまで来たんです… ところで、マークボイルさんってご存知ですか?」
「今話していますよ…」
(ん?今何て言ったんだ?どんな意味だったのかな…やっぱりなかなか現地人の早口は聞き取れないなぁ… ん?待てよ… あ~しまった~ よーく見たら本人じゃんか… 髪も髭も伸ばしているから全然本人だと気付かなかった… 本やサイトに出ている写真や映像では髪も髭も短かったから本人だと気付かなかったよ… あれらは全部若い頃の写真だったのかな… でもよーく見るとやっぱり目元は変わってない… いやぁ…マークさんの本が好きで日本から来たと言いつつ本人の顔が分かってないなんて、ほんとにファンなのか嘘臭いな… 最悪な第一印象を与えてしまったかもしれない… )
「すみません、本に出ていた貴方の写真では髪や髭が短かったし、夜で暗くて見にくくてマークさん本人だと気付けなかったんです(>_<) それと… 実は僕、英語が苦手であまり聞き取れないんですよ」
「いやいやお構いなく。僕だって日本語が苦手ですから(^.^)。貴方と同じですよ。お互い様ですね」
(うわぁ… なんて優しくて謙虚でユーモアのセンスのある人なんだ… 世界公用語たる英語と日本語を同等に思ってくれるなんて… やっぱり本人だ! 思っていた通りのマークさんだ! と言うか、思っていた以上に優しくて謙虚で素朴でユーモアのセンスある面白い人だった! ヤッター\(^o^)/ )
「今日泊まっていきますよね?」
「はい!」
「じゃぁ、案内しますから付いてきてください」
「ありがとうございます!!!」
というわけで、マークボイルさんに案内して頂く事になりました。
(めでたしめでたし)
こちらが今回泊まらせて頂いた宿泊施設「ハッピーピッグ」。
※1/27(日)ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越しください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
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1月15日その3 タクシー
居酒屋のバーテンさんが呼んでくれたタクシーを待つ事数分。あっと言う間に来てくれました。運転手はベテラン風なおばちゃんで、タクシーの運転手としての経験年数はありましたが、やはり、残念ながらこのおばちゃんもアイルランドの英雄たるマークボイルさんの事を御存じないとの事でした。
しかも… マークさんの住所を見せて、ここに行ってほしいと伝えたのですが、こちらの想定しているルートからどんどん外れていきます。事前にグーグルマップで調べたマークさんの家方面から逸れていっているのです。それで徹さんがその事に気付き、道を引き返して欲しいと伝えました。しかしおばちゃんはその住所ならこの道でいいはず、という感じでした。おばちゃんの英語は難しく何を言われているのか分かりませんでしたが、僕はマークさんの住所を示してとにかくここに行ってほしいと伝えるだけでした。
結局、徹さんの予想通り、マークさんの家からだいぶ逸れたところにあるラウレア(地元発音ラクレア)という町に来てしまいました。
そしてバーテンさんの予想通り40ユーロ支払いました。
その後おばちゃんは、ここで引き継ぎのタクシーを呼ぶかい?と聞いてきました。自分の担当はここまででこの町からは別の人が担当しているという感じでした。
もう完全に夜でしたし、この小さな町に安いホテルはありそうにもなく、ホテル代もない以上は選択肢はありませんでした。
タクシーを呼んでもらう事にしました。
待つこと数分、すぐに別のタクシーの人が来てくれました。
来てくれたタクシーの運転手、ケンさんにマークボイルさんの事を知っているか聞いてみると…
ついに!!!!
知っていてくれました!!!マークボイルさんの事を!いやぁ…ここまでいろんな人に聞きまくってやっと初めて出会えました、マークさんの事を知っている人に。
ケンさん「あぁ、確か…エコハウスでしょ? 確か… ちょっと待って、今思い出すから… うーん… 思い出した!よし!」
というような感じで、ついにマークさんの家に辿り着けそうな雰囲気になってきました。
そして、ついに!タクシーがある民家の前に停まりました。
しかし…
真っ暗で電気が付いていません。誰もいませんでした。
あまりにも普通の民家で、エコハウスという感じもしない建物でした。そこがマークさんの家だと確かめるため、ケンさんはいろいろ歩き回ったりポストの中を確認したりして下さいました。
玄関の鍵が掛かっていなかったので、ケンさんは中に入って行きました。僕と徹さんも入って行きました。電気もあり、水道もあり、ガスの台所もありました。エコハウスと言うよりも本当に普通の民家としか思えませんでした。
しかし、ラッキーな事にテーブルの上に手紙が置いてありました。その手紙の住所を見てみると、正に一字一句正確にマークボイルさんの住所と同じでした。しかし、宛名が違う人でした。ブライアンさんという人宛の手紙でした。
どういうことだ… よく分からない… 住所は正しいのに別の人の家になっている… とにかくここはマークさんの家ではなさそうだし、どう見ても宿泊施設には見えない… しかし、住所が正しいのだからここに間違いはないと思い、ケンさんには帰って頂きました。
宿泊施設だとはっきりしていない以上、普通の民家かもしれない。普通の民家だった場合、勝手に入っていたら不法侵入という事にもなりかねない… という事はこの家の中で待っている訳にはいかない…
とりあえず寒いけどマークさんか誰か宿泊施設に泊まっている人が帰って来るまでは外で凍えながらでも待っているしかしょうがない… そう思いました。
僕はここで一晩明かす事を想定し、リュックサックからレッグウォーマー等の防寒グッズを取り出して着込み始めました。ズボンを脱いでレッグウォーマーを履き、その上からズボンを履いてベルトを締めていると、暗闇の方からこの辺りの住民らしき人が近づいてきました。
(つづく…)
※1/27(日)ごちゃまぜの家にて、12:00頃から18:00頃までわたり食堂があります。そして、15時頃から一時間程度「欧州報告会」を開催します。ごちゃまぜの家やわたり食堂が初めての方もお気軽にお越しください。欧州報告会では内海も話します。多分写真を見せながら説明する感じになると思います。詳しくは下記をご覧ください。
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