ごちゃまぜの家日誌

横浜市港北区富士塚にあります、ごちゃまぜの家の日誌です。

#5【2/26】今日の日誌(稲村)

 

こんばんは。稲村です。

後述する諸事情があって、書き始めた時点での時刻は午前1時24分なのですが、これからなんとしても今日の分の日誌を書き上げたいという気概だけはある状態で今スマホの画面に文字を打ち込んでいます。

とにかく毎日書く、それだけがこのごちゃまぜの家日誌のルールだと聞いています。

開始二日目にして早くも正念場がやって来ましたが、書き終えるまで寝ない覚悟で今日も画面に向かいますので、内容の瑕疵はどうぞご容赦くださいますようよろしくお願い致します。

それでは、今日の日誌です。

 

 

 

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2月26日(月)晴れ

 

 

 

今朝は午後1時半過ぎに目が覚めました。遅すぎますが許してください。さっそく言い訳をさせていただきますと昨日の日誌を書き終えたのは結局午前5時近くになりまして、長旅から帰還したばかりということも重なって昨夜は死んだように眠らせていただきました。おかげさまで疲れは取れて、今日も快調に一日を過ごすことができました。昨夜泊まっていった三森さんは、私が目覚めてからすぐに家を発たれました。

午後1時。二階「ごちゃまぜの家のシェアルーム」にて緊急用寝袋にくるまって微睡んでいると、床下から楽しそうに笑い合っている聞き慣れた人たちの声が聞こえてきます。階段を降りてリビングに向かうと、「ごちゃまぜの家の離れ」に入居しているYさんがひとり縁側のロッキングチェアの上で心地良さそうに眠っていました。

 

  • ごちゃまぜの家のシェアルーム

ごちゃまぜの家の二階の一室は、主屋とは独立して、月一万円で自由に利用できるシェアルームになっています。現在利用者を募集しているのですが、私はその準備兼管理を任されているので時々こちらも使わせて頂くことがあります。

 

  • ごちゃまぜの家の離れ

ごちゃまぜの家には主屋とは別に離れとして独立している部屋が二つあります。こちらはアパート(シェアハウス)として貸し出しています。先月入居者の方が決定いたしましたので現在は募集を行っていません。

 

私に気付いたYさんと目が合って、「おはようございます」と挨拶を交わすと、Yさんは私に、今ちょうど坂爪さん・中村さん・Yさんの三人で「ビリーズブートキャンプ」に励んでいたということを教えてくれました。正午頃から三人で一緒に取り組んでいたようです。起き抜けに私が床越しに聞いていた笑い声は、そのときのものだったのでした。

なんでもYさんは初体験にも関わらずビリーズブートキャンプの中で最も困難だとされる「アルティメットプログラム」をやり遂げたそうで、腹筋に弱点を抱えているらしい中村さんも、事あるごとに愚痴を言いつつ坂爪さんに叱咤されながら、最後までビリー隊長に食らい付いていたとのことでした。

それからすぐリビングに入室してきた中村さんと坂爪さんの瞳はキラキラと眩しく輝いていて、「ああ、この人たちは昼過ぎにしてもうすでにこのまま今日一日が終わってしまっても構わないくらいの充実感を手に入れているんだな…」と、眠りから覚めたばかりの私はとても羨ましく感じました。個人的な話になってしまい恐縮ですが、最近私は「ビリー」をやれていません。そのことに引け目と負い目を感じています。

 

一時期、全世界的に流行した軍隊式のエクササイズ。30分と1時間のコースで編成されているが、その余りの苛烈さに開始10分で滝のように汗が噴き出るのは有名な話。初心者は最後までやり遂げることすら困難だが、筋トレと有酸素運動が計算し尽くされた順序で配合されているため不思議と翌日に疲れを残しにくく、且つ、絶大なダイエット効果を得られる。私は3カ月で8kgの減量に成功した。

 

  • アルティメットプログラム

ビリーズブートキャンプは「基礎(Basic)」「応用(Ultimate)」「腹筋(Abs)」「最終(Final)」の4つのプログラムで構成されている。その中でも「応用」は序盤から激しい動きの連続で、最も過酷なトレーニングだと言われている。余りの苛烈さに誰しも途中で挫けそうになるが、ビリー隊長の叱咤はいつだって自分の内なる力を信じる者達の折れそうな心を支えてきた。

 

  • ビリー

ビリーズブートキャンプの略称。ごちゃまぜの家では親しみを込めてこう呼ぶことが通例となっている。

 

しばらくリビングで談笑していると、坂爪さんの旧友であるAさんが遊びに来てくれました。しかし坂爪さんは大切な用事があるとのことで直ぐに出発しなければならず、皆で健闘を祈りながら玄関まで見送ります。それからYさんが作ってくれたペペロンチーノを皆でいただいたり、誰かがお土産に持ってきてくれたハッピーターンをモリモリついばんで食い尽くしたり、と、穏やかな昼下がりを過ごしました。

午後4時頃。およそ一週間の管理人業務を果たした中村さんがついに帰途につき、次いでAさんも帰宅されました。久しぶりに一人で過ごすごちゃまぜの家は、優しいような寂しいような懐かしいような不思議な静けさに満たされていて、私は、洗濯物を畳んだり旅先から戻ってきたばかりの自分の荷物を整理したりしながら、今日という一日がまたゆっくり幕を下ろしていくのを感じていました、が、むしろここからが今日の本番なのでした。

夕方5時、半年ほど前に「鉄砲玉48」の活動を通じて知り合い、それ以降死ぬほどお世話になっているRさんから御連絡をいただき、神奈川県某所のとあるバーへ連れて行って下さることになります。それからの時間はどちらかと言えば私事になりますのでここに詳細を書くのは控えさせて頂きますが、本当に信じがたいほど優雅で贅沢なときをまたしても過ごさせていただいて終電を逃し、今は御自宅のリビングのストーブの前でこうして日誌を書く次第となりました。とくに私の布団などは御用意されない感じのまま御本人は就寝なさったので(まったく問題ありませんが!)、今日はこのまま寝ずに夜を明かす形になるであろう自分の運命に立ち向かいと思います(と思ったら先ほど起床されて布団を与えてくださいました何から何まで本当にありがとうございます!)。加えて明日は早朝から庭の草取りをする仕事を受託いたしましたので、明日はこのまま自分の限界を更に押し広げていく展開になりそうで今から武者震いをしています。

 

  • 鉄砲玉48

自己破壊と他者貢献を繰り返しながら社会との接点を模索していたことでかつて名を馳せた伝説の集団。ご依頼主の元へ飛んで行っては無償でなんでもお手伝いして来た。紆余曲折を経て先月解散したが、そこから派生して産み落とされた企画「ライスワーク」はいつでもふたたび動き出すそのときを待っている・・・

 

さて、時計の針はそろそろ午前5時を迎えようとしています。「ごちゃまぜの家日誌」の連載を開始してからというもの、若干普段のごちゃまぜの家の日常とは違うイレギュラーな日々が続いていて、日誌として趣旨にそぐう内容が書けているか自信がありませんが、よく考えてみたら、ごちゃまぜの家の管理を任されるようになってからというもの毎日が非日常の連続で、「日常」と呼べる日はそれほど多くなかったように思います。

今日の日誌はこれにて終了しますが、この日誌を通じて皆様にとってごちゃまぜの家がほんの少しでも関わりやすいものとなるよう努めて参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。ご意見、ご要望、ご感想などがあれば下記ご連絡先まで是非お気軽にご連絡ください。もちろん、ごちゃまぜの家にもいつでもお越し下さいませ!!

 

それでは、今日はおやすみなさい。

 

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ごちゃまぜの家

add : 〒222-0012 神奈川県横浜市港北区富士塚2丁目24-5

管理人・稲村彰人(いなむらあきと)

tel : 09080329067

mail : akito.inamura@gmail.com

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