ごちゃまぜの家日誌

横浜市港北区富士塚にあります、ごちゃまぜの家の日誌です。

【9月2日】今日の日誌・俺なりの姓名判断(さかつめ)

「いまは、もう、何を言っても嘘になる。。」

そんな夜ってありますよね!さかつめけいごです!

 

更新が遅くなりましたが「9月は毎日更新!」を胸に、できるんだかできないんだかわからないけれど言ったからにはやる!できるところまではやる!ということで怠惰な自分のケツを叩いてキーパッドをかたかたかたかた言わせております。

 

今日は、お昼に港北区在住のN様のご自宅にお邪魔をして「たこ焼きも焼ける三層のホットプレートをもらいにいく」というミッションを遂行しました。みなさまからのいただきもので成り立っているごちゃまぜの家。またひとつ、この家の武器がふえました。お時間があいましたら、ぜひ、みんなで一緒に焼肉をやりましょう。

 

N様とは、お蕎麦屋さんに行きました。私は「蕎麦屋めぐり」と「行ったことのない場所にいくこと」が好きです。ので、今日はとても素晴らしい1日になりました。帰宅をすると、管理人のあきとさんと、住人のよしえさんがいました。16時頃には、品川区からY様という女性が遊びにきてくれました。同じ新潟出身ということで会話も盛り上がり、楽しい時間を過ごしていたら突発的な事件が爆発をして「いまは、もう、何を言っても嘘になる。。」的な気持ちになり、ブログ記事をかけるかどうかわからなくなっていました。

 

が、

 

ツイキャスをしたら元気になりました。

 

今夜の配信は「勝手に姓名判断」でした。

twitcasting.tv

 

例・(女性の名前をもとにさかつめけいごが勝手に性格を判断する)

 

例・めぐみさんは、厳しさにめぐまれがち。

 

例・舞さんは、本当は舞いたいけど、周りの目が気になって思うほど舞えてない。

 

例・あすかは気が強い。あと、しょうこもめっぽう強い。

 

例・まゆみは普通と戦っている。

 

例・まきさんは、自分ではクールだと思っているけど、実際はホット。

 

例・あきは鳥っぽい。

 

などなど、好き勝手なことを話していたら元気になりました。

 

twitcasting.tv

 

何の役にも立ちませんが、めちゃめちゃ暇な時に聞いてみてください!!

 

さかつめ

 

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LINE ID ibaya

【9月1日】今日の日誌深夜版(かむき)

みなさまこんばんは!

 
先々月まで一人暮らしをしていたおばあちゃんのお引越しにともない、佐渡ヶ島に佇む一軒のお家が空き家となりました。ついに僕の番がやってきたなあぁ!と感慨深い気持ちです。あ、

申し遅れました!そして、唐突に話を始めてすみませんでした!私、嘉向徹(かむきとおる)と申します。

 

縁あって佐渡ヶ島

新潟県陸の孤島なんて呼ばれたりもしますが、佐渡ヶ島はリアル孤島で、マクドナルドもイオンもありません。でも、人口は5万5千人と結構多い(ちなみに東京都千代田区は6万人くらい)。

 

夫であるおじいちゃんが亡くなって10年、おばあちゃんはひとり。自分だけで家や庭を維持するのはさぞかし難儀だっただろうなぁ。現に、近くの竹林の生育が半端でなく、何もしなければ一瞬で竹に飲み込まれそう。

 

でも、ひとりでやらなければ案外楽しめるかもしれない、と思うことも多々あります。大人がボール遊びできるくらい広い庭があり、広い庭には畑があり、畑にはナスとプチトマトと数種類の花々。そこから見上げる星空はとても鮮明で、満月の夜は遠吠えをあげたくなるほど。平家である母屋とは別に、昔、子ども部屋として使っていた離れも一棟あり、近くには海も山もある。うん。やっぱり楽しそう!

 

それで、数日前から単身佐渡ヶ島へ乗り込み(元)おばあちゃん家のお掃除に取り掛かり手を動かし頭を動かしぶわぁーとやっていましたら、突如、「ここをごちゃまぜの家第2号として解放する案」が浮かびました。

 

早速、圭吾さんに打診してみたところ「とても楽しみです」とお返事をもらい、現在、よっしゃあと断捨離に没入しています。

 

次の年末年始にはこのお家でお正月らしいお正月を過ごしたいと思っています。このお家の一年を労い新しい一年をお祝いするような会がしたい。冬の佐渡はとてつもなく寒いけれど、どなたでも温かくお迎えできるよう、そして、心温かく過ごすことができるよう、準備を進めて参!

 

ということで、

『ごちゃまぜの家第2号』オープン日は

2018年12月31日(大安!!!)を予定しています。お正月イベ詳細やお掃除のすすみ具合やお家の写真などなどはまたこちらのブログにて└( ^o^ )┐またね☆

 

 



佐渡的生活動画つくりはじめました(編集・かむき)

 

www.instagram.com

虹が2本出ております(撮影・かむき)

 

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✨✨✨ごちゃまぜ太郎・ツイッターもあります✨✨✨

 

 

海の中はこのような感じー!(撮影・かむき)

 

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ごちゃまぜの家第2号が佐渡ヶ島にできたら、、、みなさんよろしくお願いいたします!(他力本願)

 

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【9月1日】今日の日記(さかつめ)

みなさまこんにちは!

 

ごちゃまぜの家・発起人としてのさかつめけいごです。

 

※※※ ごちゃまぜの家とは!? ※※※

 

camp-fire.jp

 

縁あって9月!

みなさまは今月の目標などなどを決めるタイプの方でしょうか??それとも、決めないタイプの方でしょうか??ごちゃまぜの家は「決めるタイプの家」として、なんと、今日から毎日がんばってブログを更新することを決めました!すごい!偉業!この時点で偉業!

 

毎日いろいろなことが起きているごちゃまぜの家ですが、なかなか、ここで起きている出来事をみなさまとシェアしきれておらず「うぐぐぐ。。」な日々を過ごしていました。九月を切り目に一念発起、できる範囲から「ごちゃまぜの家ってこんな感じですよー!」というものを、暗黒部分も含めてみなさまにお届けできたらとおもっております。

 

 

なにかをはじめると、どうしても「どうすればこの活動を維持できるか」みたいに、いつの間にか守りの姿勢になってしまうことがります。何を隠そう、わたし自身もそんな感じになっていたので、初心に戻って「すべてを無料で出血大サービスをし続けるこの家の日常」を、あらいざらいぶちまけてまいりたいとおもいます!!

 

と、なんだか偉そうに書いておりますが、

 

きょう、ひさしぶりにごちゃまぜの家に戻ると、台所には「岡山県から郵送で届いたぶどう」であったり、兵庫県からわざわざ手土産を持参してくださった方の「明石のノリや黒豆茶や神戸の紅茶やゆずのシロップなどがはいった紙袋」などがおいてあって、ああ、この家はみなさまの善意によって生かされているのだなあということをおもいました。。。ほんとうにありがとうございます。。。

 

長くなりました!

 

ごちゃまぜの家は引き続き開放をしているので、興味のある方はお気軽に遊びにいらしてください!今後は「普段はこんな感じで使われていますよー!」とか「みなさまがおもうほどには常に大量のひとが出入りをしているわけではないですよー!意外と静かですよー!」などといった部分も、お伝えしていけたらとおもっております。

 

GOCHAMAZE no IE

〒222-0012 横浜市港北区富士塚2丁目24-5

05010268936

 

管理人担当・いなむらあきとさんの連絡先です。

 

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稲村彰人(いなむらあきと)

tel : 09080329067

mail : akito.inamura@gmail.com

line id : 0reaki10

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困ったことがあったときなど、お気軽にご連絡ください。

 

www.youtube.com

 

虹が出ました!ひーはー!(撮影・よしえさん)

 

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✨✨✨ごちゃまぜ太郎・ツイッターもあります✨✨✨

 

 

生きているといろいろありますね・・・いろいろありますね!!

 

さかつめけいご

 

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【8月13日】今日の日記(よしえ)

こんにちは!夏ですね。

 

ごちゃまぜの家の離れに住ませていただいている、おびなたよしえです。ごちゃまぜの家は、今夏休みな感じの日々です。毎日暑くて、でもなんだかいい感じにゆっくりできる。ああ、退屈、でも幸せ、お米でも炊こうかな、と縁側に座ってゆっくり過ごさせていただいています。管理人をしていただいているあきとさんと、昨日「いやー、誰も来ないですね。」「暑いから、何もしたくないですもんね。」「俺は、なんでいるんだろう、と思ってしまいますよ。」「暑いから、いいんじゃないですか、いるだけで。」みたいな会話をしました。みなさんは、どんな日々を過ごしているのでしょうか。夏って本当に困ってしまいますね。でも楽しい!相変わらずこのお家は、気持ちいい風が吹いていて庭を眺めているだけで、なんかこう生きているなあ、と感じることができます。別に何もしなくてもいいか、という気持ちになります。このお家をつくってくださったさかつめさん、みなさま、本当にありがとうございます。みなさまもすてきな日々をお過ごしください。読んでくださってありがとうございました。

 

またお会いできたら嬉しいです。

 

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いつもありがとうございます🌻

 

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おびなたよしえ

【6月12日】今日の日記(よしえ)

6月12日(火)晴れ


こんにちは!ごちゃまぜの家の離れに住ませていただいています、おびなたよしえです。梅雨入りしましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?ごちゃまぜの家は、先日わたり食堂があって、人がたくさん来たのではないか、と思っております。わたしは当日は参加できなかったのですが、前日にカレーを作って勝手に参加させていただきました。ありがとうございました。


なぜ、今日は日誌を書いているか、それはこのお家がとってもすてきだからです。特に誰もいないこの家に一人でいると、最高です。部屋で花びんのお花をながめたり、縁側に座って外の風を感じながらお庭をながめたり、お味噌汁飲んだり、とゆっくりゆっくり過ごす時間は本当に幸せです。どうもありがとうございます。なんだか奇跡の中を生きているな、と思います。木が揺れるだけで幸せ、虫がブーンいってるだけで幸せ、空を見るだけで幸せ、蟻を見るだけで幸せ、なんてすてき、と一人でニコニコしてます。光の当たり方が変わって緑がキラキラしてもう、なんてきれいなの、と。蝶々も飛んでいるじゃない、と。


誰でも来れる家、すごいですよね。さらに誰でも無料でご飯食べたり泊まれる家があるなんて。奇跡の中を毎日生活させていただいております。先日、さかつめさんとほしなさんと、このお家は存在しているだけでいいんじゃないか、というような話になりました。本当にそう思います。もしかしたら、人も同じなんじゃない、ただ存在していることが奇跡で、すてきなことなんじゃない、と思いできることならあまりごちゃごちゃ考えず、生きれたら、と思いました。わたしはお花のように生きたい。ではみなさま、よき1日をお過ごしください。読んでくださってありがとうございました。またどこかでお会いできたら嬉しいです。

 

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どうもありがとうございます🌻

 

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おびなたよしえ

【5月19日】あらたな展開を迎えるごちゃまぜの家(よりこ)

終わりのとき

いきなり衝撃的なご報告なのだが、実は、新しい仕事が決まり、明日、ごちゃまぜの家を出ることになった。
なので、このごちゃまぜの家日誌の更新も、今日が最後となる。

 

そして、どうやら、ごちゃまぜの家も新たな展開を迎えるらしい。

詳細については乞うご期待!

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昨日、参加者のおひとりに、ごちゃまぜの家を出てからも、ブログを続けるのかと聞かれた。
多分、続けないと思う。

このブログを続けることは圧倒的に時間のある今だからこそできることであって、仕事をしながら書き続けるのは難しいだろう。
時間があるからこそ自分と向き合い、このブログが書けているんだと思う。
そういう意味では、私は今、療養中なのだと、この文章を書いていて気づいた。

それから、この日誌は、ごちゃまぜの家にいるからこそ綴れているとも思っている。

よく、住人のYさんが世間のことを下界と表現されているが、まさにその通りで、私にとってごちゃまぜの家は、異質な空間で、非日常なのである。

非日常で起きたことは文章にしやすい。
起きたことを文字にしているだけで、それなりのクオリティのものができあがる。

これからまた新しい仕事に就き、日常に忙殺されていくと、書き手が同じであっても同じような出来はのぞめないだろう。

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現代の吟遊詩人

ごちゃまぜの家で、坂爪さんの印象ほど、十人十色のものはないだろうという話になったことがある。

今の私にとって、坂爪さんは父親のようなイメージである。
それも現代のやさしいお父さんではなくて、一昔前の昭和の父親、言わなくても察しろ、背中から学べ的なお父さん。

坂爪さんのことを、自分の気持ちに正直で、実に身勝手だと思っている方も多いことと思う。
イベントの主催者が気に入らないから主催者の家に泊めてくれるという申し出を無碍に断り野宿したとか、坂爪さんを囲む会で遅刻してきた上に昼寝だけして帰ったとか、彼ならやりかねないと思わず納得してしまうエピソードも多々ある。
今回の出版を断った話もそうだが、彼の辞書に迎合するという言葉はないのではないだろうか。

しかし、私は坂爪さんは人のことをよく見ていて、そして、実によく考えていると思っている。
先日の説教も、私のあまりにも卑屈な態度が目に余るというか見るに見かねてのことだと思うし、私のそういうありかたが、彼のある部分を刺激し、反応してしまったというところもあるとは思うが、本当のこいつはそんなもんじゃないはずだ、と慮ってのことだろうと勝手に思っている。

昨日もワークショップの終盤に顔を出し、参加者の方に今日はどうでしたかと声をかけてくださり、参加者の声を聞いて安心した様子で家を後にされた。
思ったより早くに帰ってきたのも、ワークショップを開く私のことが心配で見にやってきたのかもしれないと、まるで娘を心配している父親のようだと勝手に思っている。

坂爪さんを玄関でお見送りしたとき、彼は、よりこさんいい表情をしているねとおっしゃった。
そのときに、坂爪さんのおかげです、と答えられたらパーフェクト、100点満点だったのだろうと今では思うけれど、不器用な私はそんな粋なことは何も言えず、ただ見送ることしかできなかった。

モノに対しての愛着も深く、いったん大事にすると決めたものには本当に手をかけている。
この辺は、わたり文庫を受け取ったことがある方には理解してもらえるのではないだろうか。

説教を受けたあの日から、何か不安な感情がわきあがっても、大丈夫という彼の言葉が降ってくるようになった。
直接のやりとりはないが、守られているという安心感があり、私の中での存在感は日に日に増し、確固たるものになりつつある。

そういう意味で、今の自分の中では大きな存在であり、すごく身近に感じていて、かけがえのない存在だ。

 

一方で、彼のブログいばや通信を読んでいらっしゃる方は、なんて悟った人だ、達観しているなという印象を抱いている方も多いのではないかと思う。
私が一読者だったときはそうだった。

ワークショップの参加者も彼の記事に何度も救われたという趣旨のことをおっしゃっていたが、彼の言葉は多くの人の心をゆさぶるものなんだと思う。

かといって、実際に彼ができた人間かというと意見が分かれるんじゃないかなと思う。
やんちゃで無鉄砲なところもあるし、自分が嫌なところは譲らない。

人から持ち上げられ、誉めそやされることも多いが、実際の彼を見て失望する人も少なからず存在するのではないか、そう思っている。

中には、くだらないことをつべこべ言ってないで、さっさと働けと思う人もいるかもしれない(という視点は住人のYさんとの雑談から出てきた、私の中にはなかったもので、そういう考え方は目から鱗だった)。

でも、実際にそうなってしまったら(もちろんそうなる確率は皆無だと思うが)、彼は彼ではなくなるんじゃないかと思う。
彼の職業は坂爪圭吾であり、それが生き様なのではないだろうか。

そういう彼の生き方を、住人のYさんは現代の吟遊詩人と表現していた。
私は言い当て妙だなと感じた。

彼の生き方は、現在では珍しい生き方であると思う。
だけど、昔から同じような生き方をしていた人がいて、新しいわけではない。

ところで、以前、坂爪さんと気楽に話ができる住人の方がうらやましいと書いたが、なぜ坂爪さんが彼女とよく会話を交わすのか、ごちゃまぜの家で過ごしている間にわかったような気がした。

彼は、有名人坂爪圭吾として扱って欲しいのではなくて、純粋なひとりの人間坂爪圭吾として扱われたいのだと思う。
よく坂爪さんと話をしている住人のYさんは、坂爪さんてそんな有名人なんだ、そうだよね、わたり食堂などのイベントで、あれだけ人を集められるなんてそうそうできることじゃないよね、と彼が有名人なのはどうでもよくて、ぜんぜん特別視していない。
彼はそういうYさんの接し方が心地いいのだろう。

私もそういうふうに接することができればそれに越したことはないのだが、今となっては雷親父的な畏れ多い存在で、ますます普通に接することは難しい状況だ。

いつかサシで、お酒を酌み交わしてみたいものだ。

彼がお酒をたしなむかは存じ上げないし、そもそも私はアルコールを一切受け付けられない体なので、実質のところは無理なのだが、それに値するようなことができる日が来ることを願ってこれから生きていこうと思う。

 

それではまたお会いできる日までごきげんよう、さようなら♪

 

つぼぐちよりこ

 

【5月18日】いつでも祝福されている(よりこ)

そういうふうにできている

私は今、圧倒的な至福に包まれている。
のっけから変なことを言っているので気が狂ったのかと思われるかもしれないけれど、楽しみにしていたワークショップを無事に終えることができた。

無事に終えることができたなんてものじゃなくって、私にとっては200点満点の出来で、なんとも言い表せない、しあわせな感情に包まれているのである。

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開催するにあたってひととおりの不安があった。
まず、参加者の人数。

5月15日に募集の記事をあげたとき、すぐに反応があって、1件のお申し込みをいただいた。
さすが、ごちゃまぜの家日誌だな、この分だと5~6人くらい申し込みがあるのかもしれない。
そう思い、3日過ごしたけれど、結局申し込みはこの1件のみだった。

申し込みをしてくださった方は、以前、わたり食堂にいらしたことがあるという。
わたり食堂は私も参加したことがあるが、けっこう大人数の催しである。
だいぶ雰囲気が違ってくる。

なので私は正直に、明日の参加者はあなたがおひとりです、という趣旨のメールを昨夜送った。
もしかすると、ひとりだったら参加しないですという返事が来るかもしれないとも思っていた。

しかし返信は、明日、14時頃伺いますという内容だった。

実は、私がこのワークショップを受けたときは、だいたい20人くらい人がいた。
1対1でのマンツーマンでうまくいくのだろうか。
なんとなくイメージがつかめず、やりにくいなと感じていた。

あとは、無料で開催するワークショップはドタキャンされやすいということを知人から聞いたことがあり、もしかしたら当日になって来ないこともあるのかなと思っていた。
無料ワークショップは敷居が低く、申し込みしやすい、ゆえにドタキャンの発生率も高いというのだ。

さらに困ったことが起きる。
ワークショップで読み上げるストーリーがあるのだが、なんとなく準備に気が乗らなくて(きっと緊張のせいだと思う)、テープ起こしができずにいた。

昨日Sさんと話をする中で、無理しなくても大丈夫、気負うことはないと開き直った私は、私が受けたワークショップの音声ファイルを使おうと思っていた。
なんなら、私も実際に参加者の方と一緒にもう一回、受けようかなと思っていた。

ところが、実際にごちゃまぜの家のスピーカーに音源を流してみると、この音声ファイルの声が小さく参加者に聞こえないことが判明した。
参った。
本番は明日、時間がない。

1時間弱の音源をテープ起こししなければならない。
もちろん初めて読むので、ある程度読み込んでおかなければならない。

そんな中で、昨夜はお風呂に入って寝た。
それが昨日の深夜2時過ぎ(正確には今日)。
朝が弱い私は、今朝、起きられる自信がなかった。

いちおう、7時半を目標にしていたが、案の定起きられず、8時前に目が覚めた。
そこからものろのろと洗濯をしたり雑用をしたり、エンジンがかからない。

9時すぎにようやっとエンジンがかかる。
そこからは、師匠の音声を進んでは戻りながら聞いて、テープ起こしをした。

師匠の声が心にしみる。
素晴らしいな。

音声を聞きながら、師匠だから心に響くんじゃないだろうか、私が読み上げたところで来てくださる方の心に届くのだろうか。
そんな不安が頭をよぎる。

11時になり、一応すべてのストーリーを書き起こすことができ、ご飯を食べようとすると、Yさんが掃除機を掛け始めた。
勝手な思いだけど、今日のワークショップでお客様をお迎えするためにお掃除してくださっているのかな、と思うと胸が熱くなった。
私が至らないから、代わりにやってくださっているのかもしれない。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

本当に感謝しながら、邪魔にならないようにご飯を食べた。
あとで全然違う理由だったことが判明するが、それは後ほど。

実は、私はこのワークショップを開催するにあたり、住人の方にお願いしていることがひとつあった。
それは、住人の方(要するに私のことをよく知っている方)がいらっしゃるとうまくしゃべることができないので、ワークショップの間はのぞかないで欲しい、ごちゃまぜの家を貸し切りにして欲しいということだ。

平日のお昼過ぎなので、多分みなさん出かけていらっしゃるだろうとあんまり意識していなかったのだが、私の言ったことなどおかまいなしに、住人のYさんから何か手伝えることはないかと言われた。

Yさんはワークショップ当日は夜勤明けで、お昼にはごちゃまぜの家にいると思うから、何か手伝うと言う。
困ったな、どうしたらいいんだろう、と思いながら、何か手伝いたいというやさしさと熱意に負け、何か手伝ってもらえることってあるだろうかと考えてみた。

いやいや、そもそも夜勤明けは無理でしょと思いつつ、じゃあおにぎりとお味噌汁作ってもらえたら嬉しいですと答えてみた。
私はYさんの作るお味噌汁が大好きなのだ。

Yさんはわかったと言って、手伝ってくれることになった。

だが、待てど暮らせど帰ってこない。
いつになったら帰ってくるのだろうと思いつつ、テープ起こしをしていた。

掃除機をかけてくださったYさんと入れ替わるように、手伝うとおっしゃっていたYさんがご帰宅された。
Yさんは部屋に入ってくるなり座り込み、かなりくたくたのご様子。

案の定というか、やっぱりなと思った。
夜勤明けってほんとにつらい。

手伝うって言ったのに、手伝う気力がない。
ごめんねとYさんは言った。

その代わり、ではないのかもしれないけれど、Yさんは豆大福を買ってきてくださっていた。
ワークショップに来た方といっしょに食べてねという心遣い。

また胸が熱くなった。

この家の方々は本当になんて優しいんだろう。
なんて素敵な人に囲まれているんだろう。

ちょうどお茶を入れていたので、Yさんとふたりで豆大福を食べた。
そしてYさんは寝るために部屋の方へ戻っていかれた。

 ワークショップが始まる

13時を過ぎた頃、スマホのバイブ音が聞こえた。
私はけっこうバイブに気づかないことが多いので、そのときは運がよかったと言ってもいいと思う。

スマホを手に取ってみると、LINEのメッセージが届いていた。

それは、ついさきほど、このごちゃまぜの家日誌を読み、ワークショップについて知った方からだった。

いつかの記事で載せた、私のLINEのQRコードを読み取ってくださったのだろう。

多分時間内に着くと思うので参加できないかという内容だった。

上記にあるように、マンツーマンのワークショップのイメージがうまく描けない私にとっては、願ってもない連絡だった。
大丈夫の旨、返信をして、参加者が増えることをひとりで喜んだ。

14時過ぎにごちゃまぜの家の電話がなった。
きっと参加者のどちらかだろうと思って電話を取る。

でも、ふたりとも一度はわたり食堂に来たことがあるということだったので、迷うはずはないと思うんだけどな。
すると果たして、参加者のおひとりで、迷っているとのこと。

近くに何か目印があるかと尋ねつつも、それを聞いたところで私もわからんと思っていた。
この周辺でどこに何があるのかなんて、さっぱりわからない。

外に出て、参加者らしき人を探していると、向こうから人が歩いてくる。
なんとなしに見てみると、坂爪さんだった。

今日帰ってくるのは住人の方から聞いて知っていたが、こんな早いんですかと思った。
おかえりなさいと声をかけた。

それからちょっと歩いて、参加者の方を探した。
目印に言っていた場所を見つけることができ、そのあたりをうろうろする。

なかなか遭遇することができなかったので、いったん家に戻ろうかと思っていると、後ろから人が来た。
参加者の方だった。

なんと、私が送った案内の住所が間違っていたらしい。
その節は本当にすみませんでした。

あがってもらい、お茶を飲んでもらう。
もうひとりの方もほどなくしてみえ、ワークショップの始まりとなった。

最初に参加者の方に作業してもらい、あとは、ストーリーを読むのに集中した。
読みながら、心に届いているだろうかと常に不安に思っていた。

流していたBGMに耳を傾け、とにかく落ち着いてストーリーを読み進めていった。
ストーリーが残り1/4くらいとなったところで、参加者のひとりが洟をすする音が聞こえた。

泣いていらっしゃるんだ。
私の声が確実に届いているんだ。
その瞬間、大きな安堵が私を包んだ。

それからは、何も気にならず、心が思うままにワークショップをすすめていくことができた。

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言えると癒える

参加してくださったおひとりは、誰にも話せない、でも誰かに話したい、というものをたくさん抱えていらっしゃる印象を受けた。
でも、私は、人の話を聞くことも、引き出すこともあんまりうまくできない。

住人のYさんを見ているとすごいと思う。
訪問者からさりげなく話題を引き出し、膨らませる。
私にはとても真似できないことなので、本当にうらやましい。

だが、そこは問題ではなかった。
もうひとりの参加者が、絶妙なタイミングで話を引き出してくださるのだ。

私はしばし、おふたりの会話に耳を傾けていた。
ひとりが話し始め、とまるともうひとりの方の話がはじまる。

そんなふうにぽつぽつと、でも確実に、とめどなく話が続いていった。

すべてはきちんと準備されているんだと思った。
余計な心配などしなくても、すべてがあるべき場所にあるべき形に収まるんだと思った。

坂爪さんは昨日のブログいばや通信で、いまの私だからこそ寄り添えるひとがいるという趣旨のことを書いていらしていたけれど、私は人の話など聞けないと思っていた。

今日わかったことは、私の役割は、誰かが話せる場を作ることなのかなということだ。

場を作れば、多分、話をしたい人と話を引き出してくれる人の両方が現れるだろう。
私は余計なことは考えず、ただそこにいるだけでいい。

今日の成功は、場の力も大きいと感じた。
ごちゃまぜの家は、何時までに出て行かなければならないということもないから、ワークショップでエネルギーを使い果たした後回復する時間は十分にあるし、そもそもビルの貸会議室とは比べ物にならないくらいリラックスできる度合いも違ってくるだろう。

泣いた人にはのどを潤して欲しい。
ごちゃまぜの家なら、お湯を沸かしてお茶を淹れて差し上げることもできる。

これ以上ないくらい、完璧な空間だと感じた。


そして、私は、このワークショップを続けていいんだと思った。
ごちゃまぜの家を離れることになっても続けて行きたいと思った。

そして開催する場所は、座敷でゆっくりリラックスできる、キッチンのある場所。
そんな場所でお客様をお迎えしたい。

今日はワークショップの話ばっかりになってしまったが、そもそも最近、ごちゃまぜの家日誌というよりもただの一個人の記録みたいになっているが、ご容赦いただければと思う。

それでは、また明日♪

つぼぐちよりこ