ごちゃまぜの家日誌

横浜市港北区富士塚にあります、ごちゃまぜの家の日誌です。

【4月23日】はじめまして(ゆりこ)

f:id:gochamazekikuna:20180423204002j:plain

こんにちは、はじめまして。今月からごちゃまぜの家に住みはじめましたゆりこと申します。どうぞよろしくお願いいたします。今日ははじめて日誌を書かせていただきます。

さかつめさんほどではありませんが、私も1年ちょっとの間異国を旅しながら家のない生活をしておりました。泊まっていたのはだいたいゲストハウスですが、普通の家庭にお世話になったり、アシュラムや、修道院にも泊まっていたことがあります。気に入ったところがあったら、家を借りようと思いつつ、三週間以上同じ場所滞在することなく一年が過ぎ、そろそろどこかに定住しなければと思っていた折に身体を壊し、日本に帰ることにしました。そして不思議な縁でこの家に住むことになりました。

 

さかつめさんのブログは旅の空の下、時々読んでいて、とても強く印象に残っていました。ここ数年色々なことが人生に起こって、ずっと家族って何だろう、家って何だろうと考えていました。受け取ることと与えること、そして人を愛すること、その考えが根底から覆される出来事がありました。

だから、さかつめさんの言葉はいちいち胸に刺さりました。

 

でも、その頃お目にかかることになるとは夢にも思ってなかったので、人生とは本当に面白いなあと思います。(今も部屋の写真を撮りに階下へ行くとさかつめさんがビリーズブートキャンプ中でした。)

 

ここに来てまだ二週間ちょっとです。最初の夜はすごい春の嵐でした。私が住んでいる二階の部屋は風通しが良く、強風と雨がごうごう壁を打ちつけます。隙間風で障子がバタバタ音をたて、寝ている顔の上を通り過ぎていく。そう、この家はとても風が強いのです。周りは閑静な住宅地ですが、その隙間にある細い坂を階段で登ったところに家があります。裏手は雑木林で、不思議な孤高の空間です。初日は天気も悪くて、このアウェイ感が寂しく、わーこんな古い家に住めるのだろうか不安になりましたが、ちょっとずづ慣れてくるにつれ、どんどん居心地が良くなってきました。

 

母屋はとてもシンプルで余計なものが一切なく、必要なものだけがきちんと置かれています。きがつくと私もその空気が伝染して、安易に100均で物を買うのはやめよう!とか、どのくらいシンプルに暮らせるか試してみよう!と思ったりして。トランクルームに預けていた荷物を半分そのままにして、生活してますが、物がないと散らからないから快適!

 

ここにいると、子供の頃のおじいちゃんおばあちゃんの家を思い出します。だから古い音楽ばかり聴いています。60年代の映画音楽とか、70年代の日本のロックとか。そういうのが似合います。縁側のロッキングチェアーに座って、音楽を聴いていると、しゅわーっと幸せが身に染みてきます。(縁側のロッキングチェアーは住人全員のお気に入りです。)

ようやく出会った定住の家、新しい暮らしにワクワクしています。また書かせていただきます。読んで下さってどうもありがとう。

 

ゆりこ